今日は、朝から雨です。
今春の日本ミツバチの捕獲(入居)は好調なので、ちょっぴり残念ですが、こんな天気にこそ、足りなくなったアオヤギ式巣箱を作る良い機会です。
さっそく、実家の作業場でアオヤギ式巣箱作りに励みました。
その作業の中で、物置から工具とともに不要な材料を利用しようと確認していたところ、日本ミツバチを始めた頃に親父が作った巣枠式巣箱を発見しました。
(作業場)

思い起こせば、当時、親父は誰かから巣枠式巣箱の作成を依頼され、テスト用として同じ物を作っていたのでした。
前回のブログのコメントにおいて、ちょうど巣枠式巣箱の話題になっていたので、このことがすごく気になり始めました。
そうして、捕獲できるよう準備を整えておくことにしました。
(巣枠式巣箱)

巣箱の掃除をしながら、中身を確認したところ、巣枠が1枚足らないのに気付きました。
ま、入居した後に一枠作ればいいでしょ。
などと、思ったことで、すぐにでも設置したいという衝動に駆られました。
などと思ったときには、すでに蜜蝋を塗り始め・・・
(巣枠式巣箱の設置)

雨の降る中、設置しました。
もちろん、びしゃ濡れです。
後で冷静になってみると、別に今日の設置でなくてもと思い返します。
なんでしょうかね、この後先考えない、歯車が壊れたような行動は?
「趣味の果樹」のブログであるにもかかわらず、最近、日本ミツバチの内容ばかりになっています。
そこで、今日こそ、果樹と決め込んでいたものの、本日も日本ミツバチがメインになってしまいました。
果樹ファンの皆様、ごめんなさい。
さらに、昨日と同様、長文に加え写真が多くなってしまいました。
併せて、ご容赦願います。
昨日、日本ミツバチの強制収容のほか草刈りなどを行い、夜はバドミントン、捕獲の宴等々あって、就寝が深夜になってしまいました。
このため、今朝の起床が遅くなりました。
それで、昼前に昨日強制収容した巣箱の確認に向かいました。
すると、なんと1匹残らず逃亡しておりました。
いわゆる、もぬけの殻です。
自分なりに、その原因を検証してみました。
そもそも、強制収容した場合、その巣箱が気に入らない場合があります。
その上、私がパニクりながら強制収容したため、蜂たちが常時混乱していたこと、そして女王蜂の確認を怠っていたこと、さらに収容された蜂たちが落ち付かないまま、その巣箱を移動したことなど、逃亡に至る材料がたくさんあったように思います。
でも、強制収容の苦労があっただけに、この1群が逃亡したことはガッカリでした。
失恋と同じくらいショックでした。
まして、昨日は、自然消滅の1群があったので、なおさらです。
それでも、気を取り直してブログ(果樹)の材料にと思い、その直後、果樹畑に向かいました。
が、なんと、なんと巣箱が昨日と同じ状況になっていました。
そうです、巣門の前で分蜂しているのです。
(元巣)

昨日の再現です。
しかし、今日の私は昨日の私と違います。
慌てることなく、じっくり考えました。
同じ過ちを繰り返したくないので、巣箱の前に集合板を置くことなどしません。
手を加えず、放置と決め込みました。
どこかに集まって、蜂球になるのを待つことにしたのです。
結局、目の前の集合板には集まらず、イチジクの幹に集まり始めました。
(集まる日本ミツバチ)

私自身、初めて見る光景ですが、面白いように蜂が集まってきました。
その時の羽音は、近所迷惑になるかと思うくらいすごいものでした。
そして、蜂球。
(蜂球)

だいぶ、蜂たちが落ち付いているように見えます。
しかし、私もこれぐらいでは動じません。
写真を撮る余裕さえあります。
その上、ちゃんと女王蜂の存在を確認することができました。
残念ながら、女王蜂の撮影はできませんでしたが・・・そういう意味では余裕がなかったのかも?
そして、分蜂群を捕えるため、蜂球の下に空箱を置きました。
(分蜂群と空箱)

元巣から3回目の分蜂なので、昨日までの分蜂群に比べて、蜂の数も少なくなっているように思えます。
写真は撮っていませんが、その後、分蜂群を空箱の中に落とし入れ、べニア板で蓋をし、巣箱ごとひっくり返して、その場に置きました。
昨日に引き続いての強制収容です。
(日本ミツバチを強制収容した巣箱)

強制収容を逃れた蜂たちも、自らその巣箱の中に入っていくようでした。
私は、この場からこの巣箱をずーっと観察していましたが、巣門から出る蜂たちは、蜜を求めにいくことはせず、付近を少し飛んでは、巣の中に戻っているように見えました。
偵察蜂の動きに似ています。
蜂たちは、この巣箱を住みかにするかどうか悩んでいるようです。
昨日の強制収容の蜂は、このタイミングで巣箱を移動したので、逃亡に至ったのかもしれません。
きっとそうです。
このため、私は蜂たちがちゃんと住みつくか、夕刻まで飽きもせずにずっと見ていましたが、逃亡するわけでもなく、また花粉を持ち帰るものもなく、偵察状態に変化はありませんでした。
なので、巣箱の移動は明日以降にすることにしました。
それでも逃亡が怖いので、もしかしたらこのまま果樹畑に2箱設置するかもしれません。
二度目の失恋が怖いのです。
ということで、週末に二日続けての強制収容でした。
まだまだ知らないことが多く、勉強になりました。
新年度になりました。
思い起せば数十年前の今日、新入社員として期待と不安を胸に極度に緊張していた私でしたが、今では、のんべんだらりと趣味に没頭しております。
さて、桜が咲き乱れる今日は、当然ながら巣箱巡りです。
ほとんど変化はなかったものの、昨年、遅くに入居した巣箱が息絶えていました。
(息絶えた巣箱)

極小群だったので、ハチミツを与えたりしていましたが、立ち直ることはできなかったようです。
それにしても、最近になって消滅群が多い。
巣箱巡回を終えると、私は果樹畑の草刈りに没頭していました。
そうしていたところ、巣箱の巣門当たりで蜂たちが集まり始めていたのに気付きました。
初めて見る光景で、私はややパニックになりながら、分蜂が起こっていると判断しました。
しかし、蜂たちは巣門付近に団子になるばかりで、近くにある集合板に向かおうとしません。
そこで、私は分蜂群を直接空箱に入居させるを思い付き、果樹畑にあった待ち箱(空箱)をその巣箱の前に置きました。
(分蜂群を直接空箱に入居させようとした図)

しかし、空箱の中に入ろうとしません。
なぜでしょう?
~少し時の流れ~
♪タッタラー♪
落ち付いて考えてみたところ、一度蜂球を作らなければ入居しないことに気付き、巣門の前に集合板を置くことにしました。
(巣門前に集合板を置いた図)

これで蜂球を作るはずですが、巣門前なので攻守入り乱れております。
下から見るとこんな感じです。
(分蜂蜂球?)

焦って撮影したので、斜めになっています。
時間が経過すると、やや落ち付いてきたので、集合板の下に空箱を置いてひっくり返しました。
強制収容です。
(手前:強制収容した巣箱、奥:元巣箱)

女王蜂の有無は確認しませんでしたが、女王蜂がいることを前提に、その巣箱は軽トラに乗せて、別の場所に移動しました。
女王蜂が入居していることを心から願っています。
ところで、強制収容した後、果樹畑に置いてある待ち箱2箱を確認したところ、なんとたくさんの偵察蜂がキンリョウヘンの花に重なり合っていました。
もしかしたら、強制収容しなくても、蜂たちはキンリョウヘンのある巣箱に入居していたのかもしれません。
(強制収容した巣箱を移動した後、確認した待ち箱の図)

すでに偵察蜂の姿はなく、キンリョウヘンの花は一部溶けてうなだれています。
このキンリョウヘンは、使い物にならないかもしれません。
果たして、強制収容は良かったのかどうか?
予報どおり、今朝から雨でした。
果樹畑の巣箱は、先週末から雄蜂の姿が見られるため、天気さえ良ければ分蜂して、同じ果樹畑の待ち箱に入居してくれる自信がありました。
なのに、あれからずーっと雨。
晴れにならないと、分蜂することはありません。
それでもこの雨が昼前に上がったため、午後から果樹畑に向かいました。
湿度は高く、曇り空にもかかわらず、待ち箱にたくさんの偵察蜂が来ていました。
意外でした。
(待ち箱と偵察蜂)

この待ち箱、実はぶどう棚の下に設置しています。
(待ち箱の遠写)

棚の上にタキロンの屋根があるため、待ち箱の屋根を省略できるのです。
とにもかくにも、この天気では今日の入居は見込めません。
仕方が無いので、その後、私は実家の作業場に向かい、待ち箱を組み立てて別の場所に設置しました。
その帰り、気になる果樹畑に寄ったところ、なんと、なんと、あの待ち箱に蜂の姿がありません。
でも、しばらくすると、数匹の蜂が巣門から出入りしています。
この動きは偵察の動きでなく、この巣箱で生活するようになった通常の動きに間違いありません。
入居確定です。
2時間くらいの僅かな間に、入居を完了したようです。
蜂の嵐を見逃した感がありますが、とにかく良かった。
いやあ、この悪天候の中、よくぞ、入居したものと思います。
エライ!
ちなみに元巣は、こんな状態になっていました。
(元巣)

嵐の去った後のように、雌雄入り乱れております。
ということで、タラノメを徴収し、ビールで乾杯でした。
(タラノメ)

今日も果樹ではなく、巣箱の話題です。
昨日に引き続き、待ち箱設置に奔走しました。
あくまでも趣味なので、待ち箱を設置しながら、別なことを考えたり、いろいろなことに出くわしたりします。
その一つが集合板の設置です。
分蜂の際、待ち箱への入居よりも、あわよくば集合板で捕獲したいと思ったのです。
ということで、併せて集合板の設置も行いました。
(集合板と巣箱)

集合板には金網を付けています。
そして、奔走中に出入りのない既存の巣箱を確認したところ、スムシにやられていました。
それも2箱!
(回収した巣箱2箱)

この時期での度重なる消滅は、さすがにきつい!
先週末、待ち箱を清掃し、一部を組み立てましたが、今日、果樹畑の巣箱を確認したところ、すでに雄蜂が出入りしていました。
(果樹畑の巣箱)

他の巣箱では雄蜂を確認できませんでしたが、ここ数日の暖かさで、例年よりも分蜂の時期が早まっていることに間違いありません。
焦ります。
とはいえ、先週末に待ち箱の清掃を行って正解でした。
そういうことで、主力になる場所に、いくつかの待ち箱を設置しました。
(待ち箱1)

(待ち箱2)

設置したものの、肝心のキンリョウヘンが未だ開花していません。
どうする家や巣?
近頃の陽気のせいで日本ミツバチが活発に活動しています。
分蜂の目安となる雄蜂の姿は見られませんが、分蜂時期が間近であることに間違いありません。
ということで、ちょっと気が早いかもしれませんが、今日は待ち箱の清掃と組み立てを行うことにしました。
(待ち箱清掃の図)

すべての箱の清掃を終えると、それぞれの重箱をガムテープでくっつけます。
どうでもいいことですが、私の重箱は3段を目安にしています。
さらに私の経験上、その箱の中に蝋が残っているものが、入居率が格段に上がります。
例えば、これです。
(使用済みの重箱)

これらの箱の組み合わせを考えるのも、ちょっとした楽しみでもあります。
結局、今日一日ですべての組み立てを終えることはできませんでした。
ちなみに、平成28年からエクセルを用いて養蜂日記なるものを作っていますが、過去に3月での入居は一度もありません。
なので、ちょっと行動が早すぎた感もあります。
待ち箱ならぬ、待ちぼうけしそうです。
すっかり春の陽気になっています。
さて、今日も巣箱巡りをしましたが、またしても1箱が自然消滅していました。
3週間前まで、かろうじて何匹かの蜂が出入りしていたのに、あっという間に終焉を迎えたようです。
さっそく、その巣箱を回収しました。
(回収した巣箱)

スムシはいないので、蜜はたっぷり残っているようです。
その後、果樹畑に向かい柑橘を収穫し、戻って回収した巣箱を解体し採蜜しようとしたところ、たくさんの日本ミツバチが盗蜜に来ていました。
たぶん、私の飼っている蜂たちではないと思います。
よその蜂たちです。
(飛び交う蜂たち)

私との蜜の奪い合いです。
なので、念のため防護服を着用し、巣箱を解体しました。
そして、採蜜。
(採蜜後の巣箱)

採蜜後の巣箱の残り蜜は、ちゃんとその蜂たちに譲りました。
ここ一両日中、天気も良く暖かな日々を送りました。
スギ花粉も非常に多く飛散しているものと思います。
だからでしょうか、イライラ感がつのり、現在、家庭内紛争の真っただ中です。
妥協点が見い出せないので、長期化しそうです。
さて、暖かくかつ花粉と言えば、日本ミツバチです。
巣箱巡りをして癒されてきました。
(巣箱1)

たくさんの蜂たちが花粉を持って帰宅しております。
(巣箱2)

こちらの巣箱では、帰宅する蜂をお出迎えしているようです。
私は、こういう家庭を理想としていました。
今日は春のように暖かく、蜂の出入りも春並みに頻繁でした。
(蜂の出入り)

ところで、昨日は、いつもどおりの趣味の果樹や養蜂に戯れたのですが、カメラを持っていくのを忘れていました。
そういうことなので、今回は昨日と今日の合併号とします。
まず、昨日。
ぶどうを剪定しました。
(ぶどう剪定後)

写真は、温室横のぶどうです。
我ながら思い切りよく剪定したと思っています。
その合い間に、今年3回目の蜜蝋作りも行っています。
出来上がりはこちら。
(本日の蜜蝋)

あと1回分の蜜蝋が作れそうですが、最後にこれらを一緒にして不純物を除きながら、よりキレイな蜜蝋を作ろうかと思っています。
そして、今日。
2週間前に自然消滅した巣を採取して金網で濾しているところですが、1、2週間前には厳しい寒さがあったため、なんと、すべての蜜が巣から垂れることなく、途中で固まってしまいました。
もちろん、金網からかろうじて垂れた蜜もバケツの中で固まっています。
(凝固したハチミツ)

まるでバターのようです。
そこで、巣くずに残ったハチミツは採蜜することを諦めて、蜜蝋用として処分することとしましたが、バケツの中で固まったハチミツは、このままでは専用のガーゼを濾すことなどできません。
湯煎すればサラサラになるかもしれませんが、純粋ハチミツではなくなってしまいます(そうでなくても、湯煎する気はサラサラありません)。
今日は、写真のとおり、陽の当たる部屋に置いていますが、すぐには溶けだしそうもなく、溶けたとしても朝の寒さで再び固まってしまいそうです。
ガーゼを通すためには、どうしたらよいものか・・・?
しばらく放置ですかね。
いずれにしても、季節外れの採蜜は避けるべきでした。
と、純粋に思うのでありました。