台風が過ぎて日本晴れになりました。
さて、現在、私は洋蜂を2箱飼っています。
正確には、1箱は洋蜂用の巣箱内で自由に巣作りしている強群、もう1箱はたぶん女王蜂がいないにもかかわらず、ダンボールで巣作りしながら生活している無王群です。
先日、この強群の内検を行ったところ、予想どおり、巣が巣箱いっぱいになっており、雄蜂も飛び交っていました。
(本日の洋蜂の巣箱1)

せっかく強群になったので、採蜜したいところですが、巣枠に沿った巣作りをしていません。
(本日の洋蜂の巣箱2)

そこで、現在の巣箱の上に継ぎ箱を重ね、その間に隔王板を取り付けることとしました。
隔王板と呼ぶのが正しいかどうか分かりませんが、隔王板とは、金属の格子が入った板で働き蜂は通り抜けることができるものの、女王蜂は通り抜けできないという板のことです。
これを取り付けることで、上段に働き蜂が巣を作っても女王蜂が行くことが出来ないので、結果、卵や幼虫、花粉のまったくないハチミツだけが巣に溜まるというわけです。
この隔王板、製作しようとも思いましたが、精密なので購入した方が早くて正確だと思い、先日ネットで注文しました。
消費税や送料などを考えると、ちょっと高価な買い物になりました。
防犯カメラは、安価なものを追求しましたが、趣味になると金銭感覚がおかしくなります。
そうして、今日、注文していた隔王板が届きました。
(隔王板ほか)

この隔王板、私たちが作った洋蜂用巣箱にサイズが合わないので、ちょっとした加工が必要でした。
そして、下箱のサイズとの噛み合わせなど、寸法が異なるとやり直しがきかないので、結構シビアに計測して加工し、なんとか隔王板を挟んだ継ぎ箱になることができました。
加工状況は省略し・・・本体と合体。
(洋蜂巣箱を継いだところ)

本体の巣箱の上と継ぎ箱の下の間に、隔王板が入っています。
巣枠を数枚だけを入れ、成長に合わせて数枚ずつ追加するつもりでしたが、次第に面倒くさくなって、10枚全部を入れて蓋をしました。
計画はち密のようでしたが、最後は私らしく大雑把でした。
5月12日、ダンボールに収容した洋蜂の続編です。
ダンボールに収容されたものの、シュレッダー室から脱走した洋蜂は、その後、元の植え込みの木で三度目の蜂球を作り直し、昨日15日の午前中まで固まっていましたが、午後には、どこかへ飛んで行ったそうです。
なお、蜂球は最初の大きさの半分になっていました。
そして、その蜂球の中に女王蜂がいたかどうかは不明です。
一方、ダンボール取り残された洋蜂ですが、我が家に移動した後、朝から夕方まで頻繁に出入りを繰り返しています。
まるで、普通の巣箱みたいに・・・
(本日夕方のダンボール洋蜂)

ダンボール内の女王蜂の有無、蜂の数、巣作りの状態などは、まったくもって不明です。
中途半端に捕獲してしまったので、今後どうしていいいのか、何がしたいのか、私自身も分かりません。
ちなみに、すぐ隣のウッドデッキでは、妻が洗濯物などを干したりしていますが、蜂入りダンボールの存在に気付いていないのか、それとも蜂飼いを容認しているのか、互いにこのことについて触れないので、妻の考えも分かりません。
おととい、職場の植え込みの木の回りに西洋ミツバチが乱舞していました。
夕方には、その木に留まって蜂球を作っていたようでしたが、私は、洋蜂には興味がなかった(昨年までだったら夢中になっていた)ので、素知らぬ顔でいました。
そして、昨日、職場でその洋蜂がいまだに蜂球のまま居座っていることが話題になり、日頃から和蜂を飼っていることを自慢していた私に、駆除してほしい旨の依頼がありました。
ちょっぴり天狗になった私は、しょうがないなという前置きをしながら、ミツバチのうんちくを語るなどもったいぶった上で承諾しました。
私の中では、ちょっとしたスターでした。
その上、仕事の一環として、洋蜂を捕獲できるのですから、なんら後ろめたいことはありません。
堂々と車から防護服を取って、売店からダンボール1箱を貰い、殺虫剤を持った職員二人とともにその木に向かいました。
私は、蜂球の下に口の開いたダンボールを被せ、洋蜂を落とし入れると、近くのベンチにダンボールをひっくり返して置きました。
その上で、捕獲できなかった洋蜂を入居させるため、ダンボールの下を少し開けておきました。
もちろん、付き添った職員に講釈をたれながら。
少し時間を置いて見に行ってみると、その付近を洋蜂が飛び回っていました。
取りこぼした洋蜂がダンボールに入居するどころか、捕獲した洋蜂がダンボールから出て、元の蜂球のあったところに戻ろうとしていたのです。
面目をつぶされた私は、すべての洋蜂を捕獲することを諦め、ダンボールを開いて洋蜂を放ち、蜂球に戻ったところを、再びダンボールの中に落とし入れました。
そして、ガムテープを貼って蓋をしました。
捕獲できなかった洋蜂は、女王蜂がいないので路頭に迷い、いずれいなくなるはずです。
また、捕えた洋蜂は、私の洋蜂用の巣箱に移すつもりでいました。
その後、洋蜂の入ったダンボールは、蜂の入っていることを明記し、千枚通しで空気穴を開け、帰宅するまでの間、シュレッダー室(ゴミなどがある部屋)に置いておきました。
しばらくすると、廊下でたくさんの人の声がありました。
行ってみると、シュレッダー室の扉に「使用禁止」の張り紙が貼られていました。
室内をたくさんの蜂が飛び回っていたので、使用禁止にしたそうです。
私が中に入って確認したところ、空気穴が広がっており、そこから洋蜂が次々に脱走していました。
洋蜂が自らかじったものと思います。
そして、窓から外へ飛び立っていました。
私は、大きく開いた空気穴をガムテープで塞ぎました。
でも、時すでに遅しです。
後で聞いた話ですが、外の喫煙所にもたくさんの洋蜂が飛び回っていたそうです。
きっと、脱走した洋蜂です。
再び、面目をつぶされました。
でも、それでも、一応駆除したということになりました。
そういうことで、仕事を終えて、脱走できなかった洋蜂を持ち帰りました。
ベランダの横に置き、自由に行き来できるよう入口を作ってあげました。
どれだけの洋蜂が残っているかは分かりません。
女王蜂の有無も分かりません。
そして、今日です。
(ダンボールの洋蜂)

雨なので、飛び立つことはしません。
もちろん、こうなっては洋蜂用の巣箱に移し替えることも考えていません。
5連休も残すところ、あと1日になりました。
あれだけ待ちわびた5連休だったのに、休みが始まるとどっちつかずの天気で・・・分蜂群の誕生も捕獲もなく終わりそうです。
そして、今日の天気も雨が降ったり晴れたりのどっちつかずでした。
さて、今日はその晴れ間の短い時間で、ミツバチの内検を行いました。
勢いを失った群れ、足し箱が必要な強欲な群れなどそれぞれでした。
その中で、西洋ミツバチの内検も行いました。
4月15日の捕獲以降、乱暴し続けていたので、近寄ることなく、ずっと放置していました。
私は、刺されないよう完全防備でゴム手袋を二重にし、そーっと蓋を開けました。
が、意外や意外、向かってくるものは一匹もいません。
(西洋ミツバチの内検)

蜂が落ち付いていたことよりも、びっくりしたことがあります。
なんと、巣が、4枚の巣枠を超えて成長していました。
たったの3週間で!!
(西洋ミツバチの巣)

しかも、斜め!!
巣枠を入れてやってるのに、なんで斜めに作るかな?
今更、どうすることもできないので、巣枠2枚を斜めにして追加しました。
(斜めに追加した巣枠2枚:巣の角度が異なるけれど、これ以上は巣枠が落ちるので無理~~)

この巣枠の意味がないような気がします。
いずれにしても、この後、どうすりゃいいのか?
誰か~
雨上がり、いつものとおり巣箱巡回しました。
とある巣箱は、勢力が弱まっていましたが、なんだか急に盛り返していました。
こういうことは、意外によくあります。
ですが、良~く観察して見ると、個体が大きいように見えます。
色も少し黄色いような・・・
そうです、日本ミツバチが西洋ミツバチに代わっていたのです。
今までそのことに気付かなかった私は、もちろんバカですが、いつ乗っ取られたのさえ分かりません。
ま、考えても仕方ありません。
洋蜂については、毎年のように捕獲してしまいますが、今までに年を越して育てことはありません。
その上、この巣箱は和蜂用なので、洋蜂にとっても別の箱に入れ替えてやる必要があります。
ということで、元田んぼの端に運んで、洋蜂を重箱式巣箱から洋蜂用の巣箱に移し替えました。
残念ながら、その経過の写真はありません。
重箱式巣箱を分解しながら、洋蜂を洋蜂用巣箱に移し入れましたが、女王蜂を見つけるのに手間取ったため、洋蜂用巣箱から逃れようとする者がほとんどで、ひどく暴れて私を攻撃し、防護服の中に入り込んで右耳に1か所、ゴム手袋の上から右手小指を1か所刺されました。
私は、その場所から逃げたり戻ったりしながら、なんとか女王蜂を見つけ、洋蜂用巣箱に押し入れた結果、蜂たちはその巣箱に自ら入居するようになって、ようやく落ち着くことができました。
なので、写真のことなど思いつきもしなかったのです。
それから、しばらくして撮った写真がこれです。
(洋蜂用巣箱に入った洋蜂)

近寄りたくないので、遠くから望遠で撮りました。
刺されて、雑に扱ったため、フタがちゃんと閉まっていません。
いずれ、ちゃんとしようと思います。
(巣門と洋蜂)

この洋蜂から、なりすまされた上に2か所も刺される仕打ちを受けたものの、我ながらよく面倒を見てやったと思います。
私の住む地域では、日本ミツバチの分蜂のピークは4月中旬だったと考えています。
とは言うものの、遅い分蜂や孫分蜂などの微かな期待を込めて、待ち箱を置き続けています。
今月7日、仕事帰りに待ち箱をいくつか見て回ったところ、なんと重箱式巣箱に洋蜂が入居していました。
洋蜂は、毎年のように入居するため、洋蜂用の巣箱に移すなどして育てていますが、年を越したことはありません。
それでも、育ててみようという気持ちになります。
来るもの拒ますです。
そういうことで、今日もその洋蜂を洋蜂用の巣箱に移し替え、育ててみることにしました。
(重箱式巣箱へ入居していた洋蜂)

家畜なので、重箱式では自由な巣を作ってしまいます。
さっそく、洋蜂用の巣箱に移しました。
(洋蜂用の巣箱に移された洋蜂)

強制的に家を追い出されて新しい家に移されたため、パニックになっていますが、すぐに落ち着きました。
そして、いつもどおり、夕方に果樹畑へ移動する予定でした。
そうです、予定でした。
その後に、近くの待ち箱を見回ったところ、そこにも重箱式巣箱に洋蜂が入居していたのです。
私は、再び洋蜂用の巣箱を取りに戻って、その蜂たちを移し替えました。
これも併せて、果樹畑へ移動する予定でした。
そのつもりで、果樹畑に下調べに向かってみると、放置してあった待ち箱に日本ミツバチが入居していたのです。
まさかのラッキーです。
でも、洋蜂が和蜂の巣箱から盗蜜するので、同じところに置きたくありません。
いろいろ検討した結果、元田んぼの隅っこに洋蜂2箱を置くことにしました。
元田んぼにも、和蜂の巣箱が1箱ありますが、強群であることと距離が離れているので大丈夫と判断しました。
そうして、元田んぼに行って気付いたもの。
すももが熟れはじめていました。
(熟れはじめたすもも)

さっそく収穫し、実家で馳走になりました。
めでたし、めでたし。
例年、1、2群の洋蜂を捕獲しています。
しかし、今までの経験上、ただ育てているだけで、群れを増やすことも採蜜することもできないまま、自然消滅を繰り返しています。
家畜としての育て方が分かっていないのです。
さて、5月21日、設置した日本ミツバチの巣箱に西洋ミツバチ1群が入居しました。
これで、今年の洋蜂捕獲は、2群となりましたが、翌22日、妻の実家に運搬し、併せて洋蜂用の巣箱に移しています。
(洋蜂の巣箱)

捕獲したときより群れが増えているようで、現在。巣箱の中には7枚の巣枠を入れています。
(巣箱の中)

そのうち4枚は、びっしりと巣を作っています。
ですが、その4枚が互いにくっ付きあって外すことが出来ないので、本当のところ、巣がどうなっているか分かりません。
ちなみに、かろうじて外れた3枚のうち1枚はこれです。
(巣枠)

ちゃんと巣を作っているように見えますが、これも正しいのかどうかも分かりません。
私と洋蜂は、どこに向かおうとしているのでしょうか?
細かい話なのですが、この春は、元田んぼで2箱の日本ミツバチを捕獲しました。
その後、他の待ち受け箱には、いずれも西洋ミツバチの姿がありました。
そうして、今週半ばにそのうちの1箱に洋蜂が入ったため、和蜂の巣箱のそばで洋蜂を育てることは危険と考え、妻の実家の畑に置くことにしたのです。
昨夜、元田んぼの洋蜂の巣箱を妻の実家の畑に移動し、今朝、重箱式巣箱から洋蜂用の巣箱に移し替えました。
(移動の図)

洋蜂は数もさることながら、巣を作るスピードも速く、すでに大きな巣を作っていました。
もちろん、ハチミツもたっぷり入っていました。
かわいそうですが、その巣を引きずり出して、蜂を移動させます。
なので、新しい巣箱への引っ越しを拒む者が続出です。
(嫌がる図)

そのうち、巣箱の中に入れた者が巣門から出て、一斉に羽根を振るわせ始めました。
(抵抗の図)

よ~く観察していると、洋蜂の中に和蜂がいます。
はて?
なんで~?
過去、洋蜂が和蜂の巣を乗っ取ったことが何度かありました。
でも、巣のない状態で、洋蜂に和蜂が含まれているのは驚きです。
そうこうしているうちに、巣箱からどんどんと蜂が出てきています。
(脱出の図)

なんで~?
写真はありませんが、巣箱を中心に蜂が飛び回り、地面や木の幹にもたくさんの蜂が集合しています。
しばらくして、私は気付きました。
これは、女王蜂が巣箱の中から外へ出た(もしかしたら、元々巣箱の中に入らなかった?)ため、蜂が巣箱から出て、女王蜂を囲んでいるのだと!
このため、地面上で一番多くの蜂が集団を作っている中を、小枝を使って密なっているその中から女王蜂を探すことにしました。
小枝を使っても働き蜂たちは、逃げようとしません。
きっと、女王蜂のフェロモンがたまらないのです。
そして、しばらくすると、長い胴体を持つ女王蜂を見つけることができました。
我ながらよく発見しました。
残念ながら、女王蜂の写真を撮影する余裕はありませんでした。
さっそく、女王蜂を掴むと巣箱の中へ放り込みました。
・・・すると、
(結論)

この状態に収まりました。
昨日、台風10号による田畑の被害を確認しました。
栗の木が数か所で折れ、柿や梨などの実もたくさん落ちていました。
(落ちていた梨)

ただし、落果した栗は、すでに親父が拾い集めていました。
自然災害なので、仕方ありません。
さて、日本ミツバチの巣箱については異状がありませんでした。
しかし、西洋ミツバチの巣箱は出入りがほとんどありません。
(洋蜂の巣箱)

よーく見ると、地面にたくさんの蜂が落ちています。
(巣箱下)

しばらくすると、オオスズメバチが飛んできました。
そうです。
西洋ミツバチは、オオスズメバチに負けること恐れず、戦っていたのです。
その結果、西洋ミツバチが激減していたのです。
このため、私は飛んでくるオオスズメバチと夢中になって戦い続けました。
そして、昨日のブログ作成をすっかり失念してしまいました。
7月23日に採蜜した巣箱、巣落ちにめげることなく日本ミツバチは逃げずに頑張っていましたが、実は、8月2日に確認にしたところ、すでに逃亡してしまいました。
私は、空になった巣箱を実家に持って帰りました。
なのに、ブログでは「シクラメンのかほり」を話題にしたのは、親父が日本ミツバチが逃亡したのは私のせいだとして罵り、そして大ゲンカになってしまったからです。
親子ゲンカなど話題性もないと思ったのです。
ちなみに、巣箱は蜜蝋を作るためにぶどう棚下の作業台に置いたのですが、大ゲンカの後だったのでそのまま放置して帰りました。
ところが、今日午後に実家に行ったところ、親父が私に巣箱の中には大量の蜂が残っていて、今も出入りしていると言うのです。
そのまま実家で飼うことになり、親父はとても喜んでいました。
そして、巣蜜を与えると蜂たちは空腹なのか、むさぼるように蜜を食べているそうです。
でも、そんなはずはありません。
私の確認では、巣箱からの出入りはなく、巣箱の中には1匹の蜂も残っていませんでした。
だから、持って帰ったし、ケンカもしたのです。
じゃあ、あのケンカはいったい・・・?
ということで、早速、確認してみました。
(逃亡していたはずの巣箱)

確かに出入りしています。
(巣箱の出入口)

西洋ミツバチです。
なんと、空になったばかりの巣箱に洋蜂が入居していたのです。
それを知った親父は、もちろん一喜一憂です。