祝日なのに、予報どおりの雨です。
先日、蜜蝋を塗ったたくさんの巣箱を組み立て、要所要所に設置したばかりだったのに・・・ちょっぴり残念です。
とはいえ、いいこともありました。
まず、WBCをたっぷり観戦できました。
そして、ゲームとビデオ。
おまけに、今週いっぱいずっと雨なので、日本中のスギ花粉をすべて流してくれます。
仮に天気が良かったとしても、三種の神器である巣箱、蜜蝋、そしてキンリョウヘンが揃っていなかったので、分蜂群を捕えることは困難だったかもしれません。
さて、そのキンリョウヘンはというと・・・
(雨のキンリョウヘン)

いまだ、蕾のままです。
開花は、10日後くらいでしょうか?
気持ちは焦りに焦っていますが、待つべきことは分かっているつもりです。
天気とキンリョウヘンの開花です。
分かっていても焦ります。
植物の生命力の強さをいろいろなところで感じることがあります。
この春、いくつかのキンリョウヘンの株分けをしました。
その際、一つの株を三つに分けようとしたところ、根のからみからうまく株分けすることができず、四つの株に分けしてしまいました。
そのうちの一株が、細くてきゃしゃだったのです。
私の経験上、細かく株分けされたキンリョウヘンなどの蘭類は、うまく育つことが出来ず、ほとんどが途中で枯れていました。
株同士が固い絆で結ばれているようで、たくさんの仲間がくっ付いていないと、どういうわけか弱ってしまいます。
なので、そのときのきゃしゃな一株も枯れてしまうものと思いつつも、ダメ元で寒蘭用の細い鉢に移植してみました。
そうです、その株が枯れることなく、今では新芽まで付けるようになりました。
(きゃしゃなキンリョウヘン)

花を咲かせるのは、数年後かもしれませんが、今後も見守っていきたいものです。
さて、もう一つ。
2鉢あるシクラメンです。
放置気味にもかかわらず、ここ数年、枯れることなく毎年のように花を咲かせています。
夏にすべての葉が落ちても、秋には葉が開き、冬から春に開花するというパターンです。
今年もそうなるはずでしたが、どちらの鉢にも葉が出ていません。
ですが、うち1鉢に種から発芽したと思われる葉が開いています。
(シクラメンの発芽)

きっと、知らぬうちに受粉して種が落ち、そこからいっぺんに発芽したようです。
何もしていないのに不思議なものです。
さて、このままでは、互いに光や栄養を取り合うので、間引きをすべきなのかもしれません。
ただし、間引きを兼ねて間引いた芽を移植すれば、シクラメンをたくさん増やすことが出来るチャンスなのかもしれません。
植物の生命力の強さを信じて、間引きをせずに混雑のまま育てるべきか(①放置継続案)、それとも、間引きを兼ねて移植を行い、それぞれを育てるべきか(②突如過保護案)、今、悩んでいるところです。
今朝は、少し寒さを感じました。
そんな中、庭の植木鉢への水やりをしました。
(水やりしたキンリョウヘンたち)

すると、キンリョウヘンに小さな花芽が出ているのを発見しました。
(キンリョウヘン1)

探してみると、他の鉢にも花芽を見つけました。
(キンリョウヘン2)

だんだん寒くなってきましたが、気持ちは冬を通り越して、春になっています。
3連休最後の日の今日は、役目を終えて帰還したキンリョウヘンの株分けを行いました。
今回の株分けの基準は、3花以上の花茎があり、株が鉢一杯になっているものとしました。
すいません、どうでもいい話で。
(株分け前のキンリョウヘン)

途中経過はありません。
(株分け後のキンリョウヘン)

ところで、帰還したキンリョウヘンは一般的なキンリョウヘン(葉が緑一色で赤花:抽象的ですいません)です。
そして、いまだ派遣されているキンリョウヘンが約10鉢あります。
今さらではありますが、帰還していないこれらのキンリョウヘンのほとんどが、斑入りのキンリョウヘン(少し薄い赤花)であることに気付きました。
本当に今さらです。
昨年までは、まったく気付きませんでした。
たぶん、キンリョウヘンをたくさん株分けし、派遣して帰還するようになって、気付くことになったと思います。
とにかく、そういうことを考えると、斑入りのキンリョウヘンは、遅咲きなのです。
又は、開花時期が長いのです。(ありえんとは思うけど)
ということで、来年からは、そのへんを勘案して各巣箱に派遣するとよいと思った次第です。
今ごろになって、このことに気付いたということは、私も斑入りということでしょうか。
4月上旬に開花したキンリョウヘンが次々に枯れ始めています。
分蜂群捕獲のため、各巣箱に派遣していましたが、役目を終えて少しずつ帰ってきました。
(帰還したキンリョウヘン)

落ち着いたら、株分けしようと思います。
さて、実は今週初めに長女に男の子が生まれ、今日からしばらくの間、長女たちが我が家で生活することになりました。
いわゆる里帰りです。
実家には、長男の子のために鯉のぼりを揚げていますが、せっかくなので、長女の子のために新たに鯉のぼりを購入することにしました。
即行で購入し、今日、さっそく揚げてみました。
これです。
(くじらのぼり)

地域限定のオリジナルですが、さすがにデカ過ぎたかな。
数日前から初夏のような陽気になっています。
ということは、今年の分蜂は例年より早くなるやもしれません。
焦ります。
そういうことで、今日は分蜂群の捕獲準備を行いました。
ちなみに私なりの手順はこうです。
捕獲できそうな場所には昨年の巣箱(空)が置いてあります。
巣箱は、ずっと放置したままなので、その中は蜜蝋がカビており、さらに、いろいろな生き物が入っていたりします。
また、重箱接続部のガムテープも劣化しています。
なので、設置してある巣箱と準備した巣箱を入れ替えたり、問題ない巣箱は、現場で汚れを落として蜜蝋を塗ったりします。
そのときに、捕獲できそうなポイントには、一度入居した重箱を1段でも加えるようにしています。
その重箱の組み合わせや設置場所を考えるのも楽しさの一部になっています。
(出番を待つ巣箱)

そして、来週中に開花するであろうキンリョウヘンを加えます。
(出番を待つキンリョウヘン)

実家にも1鉢置いておきました。
(実家の待ち箱)

親父は喜んでいます。
被害妄想を押さえるための材料とは知らずに・・・
朝、果樹畑に向かおうとしたところ、いつの間にか雨が降り出していました。
窓の外から見ると、この雨にキンモクセイが打たれています。
(キンモクセイ)

いい香りを届けてくれていたのに残念です。
雨とはいえ、私は物欲や食欲もあまりなく、バドミントンに向かう以外は、外に出掛けることなく、今日もずっと家にいます。
買い物は妻まかせなので・・・これ以上妻がそばに居れば、自分がだめになってしまいそうです。
さて、キンモクセイ。
雨に打たれて、花が散り続けています。
(花散るキンモクセイ)

キンリョウヘンの上に・・・
これ以上、私がそばに居たなら
あなたがだめになってしまうのね
いつの間にか降り出した雨
窓の外は、金の雨が降る~
ちょっと古かったかな?
キンモクセイが香る季節になりました。
(我が家のキンモクセイ)

この甘い香りを、蜜蜂がハチミツに変えてくれないかと、いつも思います。
今日は、衆議院選挙と微妙な天気により、ほとんど家に居たため、果樹はお休みです。
ちなみに選挙会場は、車が渋滞するくらいの人出でした。
たまたま、私と皆さんの行動が重なる時間帯だったのでしょうか。
さて、キンリョウヘンの花芽が確認できるようになりました。
(キンリョウヘン)

(キンリョウヘンの花芽)

花芽が確認できると、花が咲くまで、ずっと春のことを考えてしまいます。
開花したキンリョウヘンが何鉢になるか・・・
巣箱をどこに設置するか・・・
その巣箱に合わせて、どのキンリョウヘンを置くか・・・
さらに、日本ミツバチが何群獲れるか・・・
楽しくなって、にやけてしまいます。
そして、声が出そうです。
雨です。
先週から花が終わり役目を終えたキンリョウヘンが、次々と我が家に帰還しています。
せっかくなので、今日は、このキンリョウヘンの株分けをしました。
(株分け前)

この者たちは、多くの花を咲かせてくれた特に優秀なキンリョウヘン2鉢です。
(株分け後)

ちょっと細かく分け過ぎた気もします。
来年、この者たちは花を咲かせてくれないかもしれません。
たくさん増やしたいという欲が出てきた結果なので、自分らしいと言えましょう。
仕方ありません。
とにかく、来年も頼むぞ!
キンリョウヘンは、私の頼みを聞くでしょうか?
私は、以前からキンリョウヘンの実生に興味がありました。
キンリョウヘンは蘭の仲間ですが、調べてみると、蘭科の植物は、普通の種や球根で増やすのと異なり、種子はラン菌(カビの一種)と呼ばれる共生菌の助けを借りて、発芽に必要な栄養分を取り込まなければならないため、フラスコなどの容器を用い、殺菌した栄養分を含んだ培地(寒天で固めたもの)に、無菌的に播種を行う「無菌播種」という方法がとられるそうです。(ほとんどネットで書いてあったもの。)
もちろん、優柔不断で長続きしないB型の私は、無菌播種たる方法は到底できるはずはありません。
そこで、もっと調べてみました。
なんと、蘭科の植物は、ダンボール実生という方法で増やすことができるそうなのです。
その種子がラン菌の力を借りず、ダンボールで発芽、成長する本当の理由は分かっていませんが、とにかく出来るようです。
しかしながら、ダンボール実生でキンリョウヘンを増やす人はいないようです。
なぜかというと、キンリョウヘンは、日本ミツバチを捕獲するために育てている人ばかりなので、仮に種で増やしたとしても、親と同じ遺伝子を受け継ぐとは限らず、蜂を呼び寄せる同じフェロモンを発散しない可能性があるため、株分けで増やすことが望ましいのです。
ですが、今日の私は挑戦してみました。
もちろん、ダメ元です。
折よく昨年は、キンリョウヘンの花が数多く開花したため、自然に受粉した子房がたくさん出来ました。
12月になって、種子を包んでいた房が弾けたので、その種子を袋に入れて採っておきました。
(キンリョウヘンの種子)

まるで、きな粉です。
たぶん、何十万粒もあるはずです。
ということで、ネット手順のとおりやってみました。
手順1
ダンボール片を一昼夜水に浸す。
(トレイに入れた水に浸したダンボール片)

ダンボール片を底に置くだけでなく、縦にダンボールを置いてみました。
その方法をとっている方もいたので、両方を採用しました。
手順2
ダンボール片の上に播種用土を入れる。
(トレイに入れた播種用土)

鹿沼細粒を使用しました。
手順3
砕いた水苔を入れる。
(トレイに入れた水苔)

なお、ラン菌の力も借りたいので、密生している中国蘭?の鉢をひっくり返し、中にあった用土を水苔に少しブレンドしました。
(ラン菌の助けを申し出た中国蘭?)

種子が飛ばないようにするため、水苔には霧吹きで水を掛けました。
手順4
種子をまく。
手順5
薄く播種用土を重ねる。
さらに、霧吹きで水を掛けました。
ジョウロで水を掛けると種子が同じ場所に寄り集まるそうなので、霧吹きを使用しました。
うまくいけば1か月後、幼芽が出るはずです。
乞うご期待!
ただし、その頃にブログ掲載がないときは、この事には触れず、そっとしておいてください。