権威失墜
おととい、職場の植え込みの木の回りに西洋ミツバチが乱舞していました。
夕方には、その木に留まって蜂球を作っていたようでしたが、私は、洋蜂には興味がなかった(昨年までだったら夢中になっていた)ので、素知らぬ顔でいました。
そして、昨日、職場でその洋蜂がいまだに蜂球のまま居座っていることが話題になり、日頃から和蜂を飼っていることを自慢していた私に、駆除してほしい旨の依頼がありました。
ちょっぴり天狗になった私は、しょうがないなという前置きをしながら、ミツバチのうんちくを語るなどもったいぶった上で承諾しました。
私の中では、ちょっとしたスターでした。
その上、仕事の一環として、洋蜂を捕獲できるのですから、なんら後ろめたいことはありません。
堂々と車から防護服を取って、売店からダンボール1箱を貰い、殺虫剤を持った職員二人とともにその木に向かいました。
私は、蜂球の下に口の開いたダンボールを被せ、洋蜂を落とし入れると、近くのベンチにダンボールをひっくり返して置きました。
その上で、捕獲できなかった洋蜂を入居させるため、ダンボールの下を少し開けておきました。
もちろん、付き添った職員に講釈をたれながら。
少し時間を置いて見に行ってみると、その付近を洋蜂が飛び回っていました。
取りこぼした洋蜂がダンボールに入居するどころか、捕獲した洋蜂がダンボールから出て、元の蜂球のあったところに戻ろうとしていたのです。
面目をつぶされた私は、すべての洋蜂を捕獲することを諦め、ダンボールを開いて洋蜂を放ち、蜂球に戻ったところを、再びダンボールの中に落とし入れました。
そして、ガムテープを貼って蓋をしました。
捕獲できなかった洋蜂は、女王蜂がいないので路頭に迷い、いずれいなくなるはずです。
また、捕えた洋蜂は、私の洋蜂用の巣箱に移すつもりでいました。
その後、洋蜂の入ったダンボールは、蜂の入っていることを明記し、千枚通しで空気穴を開け、帰宅するまでの間、シュレッダー室(ゴミなどがある部屋)に置いておきました。
しばらくすると、廊下でたくさんの人の声がありました。
行ってみると、シュレッダー室の扉に「使用禁止」の張り紙が貼られていました。
室内をたくさんの蜂が飛び回っていたので、使用禁止にしたそうです。
私が中に入って確認したところ、空気穴が広がっており、そこから洋蜂が次々に脱走していました。
洋蜂が自らかじったものと思います。
そして、窓から外へ飛び立っていました。
私は、大きく開いた空気穴をガムテープで塞ぎました。
でも、時すでに遅しです。
後で聞いた話ですが、外の喫煙所にもたくさんの洋蜂が飛び回っていたそうです。
きっと、脱走した洋蜂です。
再び、面目をつぶされました。
でも、それでも、一応駆除したということになりました。
そういうことで、仕事を終えて、脱走できなかった洋蜂を持ち帰りました。
ベランダの横に置き、自由に行き来できるよう入口を作ってあげました。
どれだけの洋蜂が残っているかは分かりません。
女王蜂の有無も分かりません。
そして、今日です。
(ダンボールの洋蜂)

雨なので、飛び立つことはしません。
もちろん、こうなっては洋蜂用の巣箱に移し替えることも考えていません。
夕方には、その木に留まって蜂球を作っていたようでしたが、私は、洋蜂には興味がなかった(昨年までだったら夢中になっていた)ので、素知らぬ顔でいました。
そして、昨日、職場でその洋蜂がいまだに蜂球のまま居座っていることが話題になり、日頃から和蜂を飼っていることを自慢していた私に、駆除してほしい旨の依頼がありました。
ちょっぴり天狗になった私は、しょうがないなという前置きをしながら、ミツバチのうんちくを語るなどもったいぶった上で承諾しました。
私の中では、ちょっとしたスターでした。
その上、仕事の一環として、洋蜂を捕獲できるのですから、なんら後ろめたいことはありません。
堂々と車から防護服を取って、売店からダンボール1箱を貰い、殺虫剤を持った職員二人とともにその木に向かいました。
私は、蜂球の下に口の開いたダンボールを被せ、洋蜂を落とし入れると、近くのベンチにダンボールをひっくり返して置きました。
その上で、捕獲できなかった洋蜂を入居させるため、ダンボールの下を少し開けておきました。
もちろん、付き添った職員に講釈をたれながら。
少し時間を置いて見に行ってみると、その付近を洋蜂が飛び回っていました。
取りこぼした洋蜂がダンボールに入居するどころか、捕獲した洋蜂がダンボールから出て、元の蜂球のあったところに戻ろうとしていたのです。
面目をつぶされた私は、すべての洋蜂を捕獲することを諦め、ダンボールを開いて洋蜂を放ち、蜂球に戻ったところを、再びダンボールの中に落とし入れました。
そして、ガムテープを貼って蓋をしました。
捕獲できなかった洋蜂は、女王蜂がいないので路頭に迷い、いずれいなくなるはずです。
また、捕えた洋蜂は、私の洋蜂用の巣箱に移すつもりでいました。
その後、洋蜂の入ったダンボールは、蜂の入っていることを明記し、千枚通しで空気穴を開け、帰宅するまでの間、シュレッダー室(ゴミなどがある部屋)に置いておきました。
しばらくすると、廊下でたくさんの人の声がありました。
行ってみると、シュレッダー室の扉に「使用禁止」の張り紙が貼られていました。
室内をたくさんの蜂が飛び回っていたので、使用禁止にしたそうです。
私が中に入って確認したところ、空気穴が広がっており、そこから洋蜂が次々に脱走していました。
洋蜂が自らかじったものと思います。
そして、窓から外へ飛び立っていました。
私は、大きく開いた空気穴をガムテープで塞ぎました。
でも、時すでに遅しです。
後で聞いた話ですが、外の喫煙所にもたくさんの洋蜂が飛び回っていたそうです。
きっと、脱走した洋蜂です。
再び、面目をつぶされました。
でも、それでも、一応駆除したということになりました。
そういうことで、仕事を終えて、脱走できなかった洋蜂を持ち帰りました。
ベランダの横に置き、自由に行き来できるよう入口を作ってあげました。
どれだけの洋蜂が残っているかは分かりません。
女王蜂の有無も分かりません。
そして、今日です。
(ダンボールの洋蜂)

雨なので、飛び立つことはしません。
もちろん、こうなっては洋蜂用の巣箱に移し替えることも考えていません。